いとさんの1人で積ん読―本好きという体験
2017年末、私は聖典を得た。
現在、5巻まで出ている。
何故かGoogleサーチで「木根さんの1人で」まで打ちこむと「木根さんの1人でキネマ 打ち切り」と出てくる悪辣な検索候補にもめげず、4月に新刊の6巻発売予定。
もちろん予約済である。発売日まで何があっても生きのびてみせる。
内容を簡単に説明しておくと、映画が好きで溜まらない主人公、木根さん(アラサーと言っているが恐らくアラフォー。独身。課長。隠れ映画オタク、隠れ映画ブロガー)がひたすら執念深く映画を追いかける話。
それだけなのに、とにかく面白い。
私はこの1巻を読んだ翌日に3巻までそろえ、ついでに「ダイ・ハード」のDVDボックスを購入し、PS STOREで当時お安くなっていた「マッドマックス」とその続編をレンタルした。
ついでに言うとブログを始めたのも、この木根さんが書いているブログ(作中の設定ゆえ架空。そうさ、架空さ。それがどうした)に触発されたようなもの。
なんという影響力。求心力。絶大なる魅力。
木根さんを称えよ!
(TMじゃないほうの木根さんを!TMの木根さんはまたの機会に!)
と、このマンガについて語っていると軽く1週間は超えるので、ここまでにしておく。
では、何故、唐突に「木根さん」を出してきたのか?
まったく積む気になれないからである。
積ん読ブログなのに?
とお思いの方。まあ、お待ちください。ものには順序というものがあります。
単に今回の記事では、この「木根さん」ネタを多めに出すから(予定)。
それだけ。
前提として、記憶にのみ頼って引用する。ただし、ニュアンスに誤りはないはず。
何しろ聖典だからね。
かてて加えて、木根さんと私、映画と本という違いこそあれど、スタンスは非常に似ている。
木根さんが好きだから木根さんのようになりたい、と思ったことは一度もない。
ただただ、木根さんに共感せずにいられない。
よってネタにしないわけにもいかないのである。
以上の点を踏まえた上で、
参ります。
最近、思うのだ。
「積ん読って減らないよね」
と。
その理由は明快。
読みきらない内に買うからだ。
そこで佐藤さん(木根さんの同居人でツッコミ担当。非映画オタク)が問うてくる。
「なら買わなければいいんじゃないの?」
それができたら苦労しないの。
「なら読めばいいんじゃないの?」
読みたいよ。読みたいんだけど本屋には、いま読みたい本が山積みなの。
「本屋に行かなければいいんじゃないの?あとネットで本を探すのやめたら?」
そんなことできる?キリスト教信者なのにミサに参列しないようなものよ?(サボってます)冒涜よ!不敬よ!
「買ったのに読まない方がよっぽど冒涜だし不敬じゃないの?」
うう…正論すぎてぐうの音も出ない…。
「意地になってない?本を買うことも読むことも、義務じゃないんだよ」
その通りだ。
読書は決して義務ではない。単なる趣味のひとつに過ぎない。
ましてや積ん読は義務であろうはずがないし、絶対的に趣味であるわけがない。と思いたい。
趣味である読書を続けてきた結果が、250冊の積ん読という「状況」。
また、「本は紙に限る」という我が宗旨を遵守した結果、確実に物理的な圧迫を受けている「状態」。
それでもなお、私は言わねばならない。
本を読むことも買うことも、私にとってはどうしても欠かせない神聖な「体験」なのだと。
「いや、読んでないじゃん…理屈ばっかでめんどくさい…」
そうね。それもまったくその通りね。
でも誰がいつ、「積ん読はもう嫌だ」と言った?
私の人生観では、読みたい本は買うものだし、それはひいては積むことなの。
楽しく読みもするけれど、楽しく積みもするの。
積ん読を理解するにもそれに則した文法ってものがあってね?
分かりやすい例を挙げましょうか?
私は編みものも好き。
猫さんをお迎えしてからというもの、環境上、ほぼ不可能になったけれど、定期的に友人と編みもの会を開催する程度には好き。
編みものをするには毛糸を買うわね?
でもその毛糸は少しずつすこしずつ、一目ずつひとめずつ、編まれてゼロになっていくものよ。
それに、大抵は一玉では足りない。ものによるけれど三玉はストックするわ。
一玉ではレシピ製作者の意図を汲み取れないと思わない?
その間は「本が積まれている」のと同じ状態。
違う?わたし間違ってる?
「え…ぜんぜん違うじゃん…それ進行中だし…積ん読は完全にストップしてるし増えてるしそういえば毛糸もずいぶんたまって」
ごめんなさい、本棚のダークサイドに落ちるところだったわ。でも口には気をつけてちょうだい。
お遊びはここまでにして、真面目に語ろう。
「積ん読はもう嫌だ」
私はそんなことは一言も口にしていないし、書いたこともない。
他人が積ん読を前にしてため息をこぼす光景はよく見るが、それを批判しようとも思わない。
だって、人それぞれでしょう?(木根さん的にバルス並みの効力を持つ破滅のことば)
全人類、一人ひとりに見合った本との付き合い方があるはずだ。
積ん読で悩んでいるケースもあれば、そもそも積ん読とは無縁の奇跡も存在する。
他者と自分を比べても何も始まらない。
そんな暇があったら一文字でも読んだほうがいい。そして積めばいい。読みたいなら。積みたいなら。
が、時々ふっと「この250冊を崩す良い方法はないものか」と、考えないこともない。
答えは単純そのもので、すでに書いたように、まず読むこと。
そこがすべてのはじまりで、おわりだろう。
しかし、実際にスローペースながら読んではいる。
そして買うことはやめられない。
ならば、効率よく読めばいい。
積ん読リストを眺めると、
「やべえ私の積ん読どれもこれも完璧に面白そうだよな」
と我ながらわくわくするのだが、やはり「読みやすい本」と「読みづらい本」というものは、疑いようもなく、ある。
前者なら恩田陸あたり。後者なら純文学系。
俗っぽいとか高尚とかの問題ではない。
これはもう経験則としか言いようがない。
それを活かして、読みやすい本から順々に手をつけていく。
数が目に見えて減っていけば、積ん読を崩す喜びにもつながるだろう。
結果、半減期の短縮化を望める。
しかしだ。
それは大量生産された低コストのゾンビ映画を倍速で流すようなもの。
それは読書じゃない。単なる消費よ。
面白い本には間違いないのだろうから、その方法でも私はきっと楽しめる。
だが根底にある動機が「積ん読の数を減らすため」ぇ?
作者に対して失礼だと思わないの!?
そもそも、「積ん読を減らす」イコール「多くの本を手早く読みきる」、この図式からしておかしい。
学生時代もそれ以後も、「たくさん本を読むことが快感」という人種には腐るほど会ってきた。
そうした人とは話していても、なんだかつまらないのである。
例を挙げましょうか?
A「それ読んだよ。中1の時に」
私「へえ、面白かった?」
A「中1の時だったの」
私「(???)で、どうだったの?」
A「中1だったんだよね」
私「(?????)ボルジアについてはやっぱり熱論なの?」
A「誰それ?」
私「(ああ、なるほど)中1だもんね!」
A「うん、中1」
B「最近、なに読んだ?」
私「森見登美彦だっけ?あの人のを読んだよ。けっこう面白かった」
B「私あの人きらい」
私「合わなかった?なに読んだの?」
B「読んでないけどなんか嫌い」
私「ふーん…いま読みたい本って何かある?」
B「『新釈 走れメロス』って知ってる?面白そうなんだよね」
私「それ森見登美彦だよ」
B「え、じゃあやめた。安っぽく見られるから」
C「最近のオススメってある?」
私「んー、あれとか」
C「それ親が読んでる」
私「これとか」
C「妹が読んでた」
私「それとか」
C「友達が」
私「どれも面白かったよ」
C「みんな読んでるし。あー活字中毒なのになー」
彼ら、彼女らとは話していても本の話をしても楽しくない。
何故か?
彼ら、彼女らは、本の話をしていない。
「本を読んでいる人」の話をしているのだ。
どういう本をどういう時期に読んだら読書家っぽく見えるかとか、自分の直感はさておいて世間の評価はどうなのかとか、本を読んでいる自分の見てくれが良いか悪いかとか、私から言わせればただただくだらない。
しかもこの類の人たちは「あなたはどうだった?」とは、まあまず聞いてこない。
「何冊読んだ?」「直木賞読んだ?」「なんでそんな本読むの?」
彼らの興味は大体がそのあたりにあって、前者2つは自分が聞いてほしいことだったりするし(普通に語れよ)、最後の質問についてはバカバカしくてまるでお話にならない。
彼らは確かに私よりたくさん本を読んでいる。
なのにこうも会話がつまらないとは、毎度びっくりする。
「あれ読んだ」「今月は20冊読んだ」とは言うけど、「面白かった」「こういう話でこういうとこがよかった」とは何故か言わない。
私から見て、彼ら、彼女らは読者ではない。消費者である。
本を読んで「面白かった」「つまらなかった」の一言も出てこないなんて、洞窟にでも住んでんの?
で、そうした人たちがこぞって求めるのが「速読」。
来た、速読。
もちろん、速読そのものが悪いわけではない。
が、私の知る彼ら、彼女らは、「数多く読みたいから速読をマスターしたい」のであって「読みたい本がたくさんあって追いつかないから速読を身につけたい」ではないのだ。
これでうんざりしない方がどうかしている。
いっそ本より空気でも読んでろと思う。
それこそ空気を読まず真正面から聞いてしまいたい。
そんなに教養高く見られたい?
品性も知性も滲み出てないのに?
クレバーであろうとすればするほどアホっぽいよ。
私が芥川龍之介を積んでいて辻村深月を読んでいると笑う自称読書家たち。
いいか、よく聞け。
名作を読むから本好きなのか?
違う!
読みたい本を片っぱしから読むから、本好きなのよ!
そして私は今日も読みたい本を片っぱしから積んでいくのである。
私はリアリストだ。本に自我が芽生えるとは思わない。
でも本はやはり読まれてこそだとは感じる。
だからといって積ん読を前にいろいろ考えたところで、決して効率の良い読書に甘んじるつもりはない。
本の内容がどんなに面白くたって、私のその姿勢ひとつで面白いと感じる回路が閉じるから。
私は私の貧弱な読書歴のおかげで、読んでいない積んだままの本についていくらでも妄想していける。多大なる期待をこめて。
その時間を最大限に楽しむこともできる。想像はふくらむ一方だ。
そして実際に読み、たとえ予想していたものと違っていたとしても、笑っていられる。
だって自分で選んだ結果だから。
時間や金の無駄だった、と本を読んで思ったことはほとんどない。
(2、3回はあった気がする。悔しいので必死になって記憶から抹消した)
だからこそ、積み続けることに抵抗がないのだろう。
損得でものを言うなら、買ったものはさっさと使用感を試し、相性が悪ければ売り飛ばすに限る。
でも。
本との関係は損得勘定じゃないんだぞう?
一応、断っておくが、私は速読や効率の良い読書を否定はしない。
単に自分には向かないな、というだけである。
底の浅い私のことだから速読を習得してしまったが最後、読了冊数を誇る読書家気取りにあっさり陥るだろうし、効率重視に偏ってもやはり同じ末路を辿る。確信がある。
でも興味はあるので、そういった方法で本を読んでいる人の話は是非とも聞きたい。
ちゃんと「本の話」にもなるならば。
という考え方のわたくしめ。
木根さんに映画友だちがいないように、読書友だちがおりません。
「なんで本を読まないの?」とか「電車の中ってみんなスマホいじってて本読んでる人いないよね~。私ぐらいかな!」とか言っちゃうような人とは、はなから友だちになりたいとも思わない。
「なんでゲームしないの?」と聞きたくなるし、電車の中で本を読んでいる人が一定数いるのをこの目で見てるし、あなたの視野が狭いだけだよと言ってケンカおっぱじめたいわけでもないし。
読書なんて所詮は孤独な行為よ…せいぜいが積ん読しまくってブログのネタにするぐらいよ…。
でも誰かと一緒に本屋さんに行くのは好き。その人が何に惹かれるかを見るのが好き。
けれど今はそういう機会がなかなかないので、ブログなどで欲求を発散している。
ネットはクソね!という目にあったことが、今のところはない。幸運である。
これまでにも書いた気がするが、このブログは「積ん読ブログ」。
「積ん読解消ブログ」ではない。
正確に言うのならば「本が好きで買うのが好きで結果的に積みまくっている人間によるブログ」である。
「本が好き」をもっと細かく言うと、読むのが好き、かたちが好き、重みが好き、装丁が好き、紙が好き、文字が好き、文章が好き、文章を書いている人が好き、本のある場所が好き、本のことを話すのが好き。
そこに、買って積むのが好き、が加わったところで何だと言うのだ。
本、いいわよね。私は好きよ。
面白くない本なんてないわ。
活字本は想像力を育んでくれるし、マンガは常に表現形態が進化しているし、雑誌はフロクとのバディもの。電子書籍は現代版アップデート。同人誌は本もどき、ではなく、もはや日本の文化。
確かにそれらを積ん読するなんて無能のすることかもしれない。でもそれもライフスタイルの一部と思えばおかしくない。
積ん読をネタにブログを書くのも一種の酔い覚ましと思えば、これもおかしくない。
積ん読は最高よ!誰にも文句は言わせない!
何故なら私が本を積む人だから!
わかったか!イピカイエ!
「木根さんの1人でキネマ」、本当に面白い。映画のチョイスからセリフまわしまで、もうすべてが本当にお見事。
21世紀はともかく、平成最高のマンガのひとつといっても過言ではない。
全力でオススメする。
(一部、誰に向かって口きいてんだロリータモードでお送りしました)
(私の人間性はともかく「木根さんの~」は文句なしに痛快なので機会がなくても是非ご一読を)
アマゾンで積ん読を
積ん読とちょっと関係あるような、ないような番外記事。
Amazonアソシエイトの審査に通った。
さあ、エヴァ最終回のあの場面を再現いたしましょう!
おめでとう!おめでとう!
ありがとう。ございます。
(シンジくんは「ありがとうございます」なんてそんなこと言わない)
(他の場面では言っている)
昨日の夜に申請し、今朝、承認のメールが届いた。
残念だったことといえば、申請時にかかってくる電話がエジプトからではなかったことかなあ。
期待していたのに、「Get Wild」(着信メロディはTMメドレー)が鳴り響く中、スマホのほのかに光る液晶に並んでいたのはただの無機質な数字の羅列であった。
ちょっとがんばって「Get Wild」から「金曜日のライオン」に流れていくまで待ってみたが、そのまま切れてしまっては困るので仕方なく出た。
恐らく後にも先にもこれっきりであったろうエジプトからの電話…いえ、これはきっといつかほんもののエジプトからのコールがある、そのしるし。
さておきPINコードを入力して電話を切り、パソコンを見ると早くも「おめでとうございます!」との表示が。
登録しただけで祝ってくれるとは、何というか、紛らわしいというか手際が良いというか…。
その直後に「いま色々チェックしてるから待っててね」のメールがなければ誤解する人もいそうだ。私とか。
で、今朝のメールは「あなたは正式にこのプログラムに参加したよ」といった内容。
なるほど、昨夜の「おめでとう」は「仮おめでとう」だったのか。
まあ、何にしても、よかったよかった。
実はというか、以前から機を見計らって登録するつもりでいた。
しかし「恐らくそうそうパスしないだろうな」と、そう予感する根拠がいくつかあった。
ひとつ。けっこう審査が厳しいとの噂だから。
ひとつ。ブログ開始からそれほど経過していないし記事数も少ないから。
ひとつ。昨年末にアソシエイトから「もうさよならよ」と、お別れを告げられていたから。
(アマゾンさんは「大人のキスよ…帰ってきたら続きを」とは言ってくれなかった)
この最後の「これにて終了」が、実は未だに謎なのである。
まじめに書くと「あと◯日でプログラムを解除させて頂きます。理由は収益がゼロ円だからです」といった主旨のメールが突然、届いたのだ。
いやもう、びっくりした。
何故なら、アソシエイトに登録した記憶がまったくないから。
個人サイトはひっそりと運営しているが、そこではアフィリエイトの類は一切おこなっていない。
ブログは年単位で放置しているものがいくつかあるものの、放置しているくらいだからそこでアフィをしようなどとは思いもよらない。
一体いつ、どこで、どうやって申し込んで、しかもパスしていたのだろう?
フィッシング詐欺でもないようだし(送信元はアマゾンさんで間違いなかった)、乗っ取りだとしても収益ゼロ円ならお疲れ様ということで、のんびりドラクエビルダーズ2をプレイしながら年を越してしまった。
それがいざ、このブログを始めるにあたって、
「収益ゼロを理由に失楽園させられた古傷を持つ女に、アマゾンさんは再びチャンスをくれるのだろうか」
と、遅まきながら訝ったわけである。
まあ、そもそもアソシエイトIDをブログなりサイトに貼り付けてもいない状況に比べれば(貼るべきブログもないのに、一体どうやって過去に審査を通過したのか、エヴァの最終回以上に「???」の心境。いまだに)現在のこのブログはまだましなのかもしれないが、何にせよお金の絡むことはつまるところ信用問題。
私なら「お金ほしいからこれやるって約束するね!」と高らかに宣言した友人が、何もしないでものほしげな顔すら見せずに平然と振る舞っていたとしたらば、そいつの結婚式には是非ともお香典袋を…とまでは行かずとも、式場には5分前に滑りこめばいいやという気分になる(普段は40分前行動派です。本当です)。
だが、しかし。
その反面、「わりと勝算はあるかもしれない」とも、楽観的に踏んでいた。
理由として、まず私は初期からのプライム会員。
つまりアマゾンヘビーユーザー。
昨日の記事を書いた後でさっそくマンガを1冊、予約している。
ばかりか、現在、購入予定の本はすべてアマゾンで予約済み。
本以外にも、何かとアマゾンを利用している。
自分で言うのも問題ないレベルで、私はアマゾンさんにとってまずまず良い客のはず。
ただ、それとアソシエイト審査が関係するのかどうかまでは分からない。
でも、まったく利用していないのにアマゾンリンクをぺたぺた貼るような真似はしていない。
といった事情を鑑みるに、6割から7割はいけるかな、と読んでいた。
結果、審査に受かりました。
めでたしめでたし。
いろいろと言われている「Amazonアソシエイトの審査が厳しい」というケースは、恐らく、あまりアマゾンを利用していなかったり、利用していないにも関わらずアマゾンリンクを多く貼っていたり、そういったことが原因ではなかろうか。
「プライム会員なら受かる」との記事もいくつか見かけた。確かにそれも大きいとは思う。
しかしながら、プライム会員ではないが受かった方も、楽天リンクが多めなのにパスしている方も、ちゃんと存在する。
結局のところ、アマゾン利用状況やブログ運営といった現状よりも、将来性を見込んでいるのではないかと推測する。
とはいえ、その将来性を、現在のブログのあり方で推し量ってもいるだろうから、うーん…対策なんて取りようがないね!という結論。
昨日のことなのにもう記憶があいまいだが(だから尚更、数年前だかに申請したらしいアソシエイトのことなど覚えているはずがない。日記などを漁ればどこかに記録は残っているかもしれないけれど面倒だ)、私は特にこれといった対策や工夫もせず申請を行った。
落ちたら改善しよう、くらいの気持ちで。もともとあちこちどうにかするつもりではいたので、一石二鳥。
ただ、動機だったか、そのあたりは熱く語った。
いかに本が好きか。いかに本を買っているか。予約していることか。主にアマゾンで。
「予約した場合は随時更新、公開し、簡易的ではあるが新刊情報を紹介している」
といったことも書いた。
嘘じゃないもの。実績もあるもの。
べ、別にアソシエイト登録のためにやってたんじゃないんだからね!誤解しないでよね!
ともかくも、私の場合、やることなすことがたまたま審査の際に好印象に寄りがちだった…そんなとこだろうな、としか言いようがない。
かっこよく「傾向と対策はこれです!」と書けたら良かったのだが、やっていないことは書けないので仕方がない。
それにしてもまあ、何というか、積ん読ブログなわけよね。これ。
積ん読なんていう便利な言葉のおかげでごまかせているけれど、要は「買っただけで読んでいないダメな人間」がダラダラ書いているだけ。
「うちの商品を買ったからには使ってくださいよ…」と嘆いてもいいところではないの?
そんなセリフを言えるのは、今や絶滅危惧種の街の本屋さんだけなの?
それはそれで何だか悲しいなあ。
「買ったくせに読んでいないから審査を通しません」とかバッサリと斬って捨ててくれてたら、わたし、きっとアマゾンさんに惚れ直してたわ…。
たぶん頑張って読書にのめりこむわ…きっと…もしかしたら…。
とにかくも、アマゾンさん、これからもお世話になります。
幸福な読書も積ん読もアマゾンさんあってのことですから。
(あとヨドバシさんと書店さんも。本当にありがとうございます)
というわけで、aboutにプライバシーポリシーを追記しました。
ついでにGoogleアナリティクスにも登録してみたので、そちらも併せて明記。
下の方までスクロールしないと辿りつけない、あまり褒められはしない仕様ゆえ、ここも後日ちゃんと整理をしたい。
あっ、大事なことを言い忘れた。
アソシエイトに登録した理由。
まず間違いなくほとんど収益は上がらないだろうけれど、あわよくば年に本1冊ぶんでも…という、至って俗な欲。
他に何がある?
わたし、本と同じくらいお金が好きよ。
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報酬はギフト券。
何巻か忘れてしまったけれど、「ギフト」の話はじんわりと染みる。
(マンガのセリフとか本の文章とかは結構おぼえてるのに、なんで数年前のアソシエイトなんていう大事なことを忘れてしまえるのか、人とは不可解ないきものだ)
伊集院隼人氏の平穏な食卓―XYZで終わらない感想
分かりづらいことこの上ないと承知で、積ん読リストを更新。
何が分かりづらいか。場所である。
タイトル下のナビゲーションバー(と言うんだっけ?)にある「BOOKLIST」にリンクしてあるのだが、どこにもそんな説明を書いていないので分かりづらいどころか存在を知られることも皆無であろう。
毎月のまとめと同時に更新する予定でいる。その際、崩れた本に打ち消し線を引き、新たに積まれたものは色つきで追加される。
ちょこちょこご報告している購入状況と異なり、「月末、ないし月あたまでの積ん読上リスト」なのだが、こう書いても本当に分かりにくい。
「BOOKLIST」ではなく「TSUNDOKULIST」にでもしておくかなあ。
ちなみに「MONTHLY」は購入状況。もっと分からないぞ。
このあたりは徐々に改善していく。と自分のためにメモ。
さて、本日はマンガの感想。
CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常 1 (バンブーコミックス タタン)
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最初にこの本の存在を知った時、真っ先に思ったことが、
「まさか北条司、亡くなってたの!?」
だった。
たいへん申し訳ありませんでした。ご存命でいらっしゃいます。
いや、ほら、あの、なんというか、作者以外の手になるスピンオフってそういうこともあるじゃない。「ヤングブラックジャック」とか。
その後で「CITY HUNTER、映画化するんだってよ」と聞き、ああ、なるほどと納得した。
一種の番宣なのね、と。
ちなみにその時点で、その映画とやらはジャッキー・チェン的なアレだと勝手に思いこみ「人は何故、同じ過ちを繰り返すのか…」と頭を横に振ったものだった。
もう本当にごめんなさい。
まさかテレビ版キャストでの新作アニメだなんて…!
私よ、ゲット・ワイルド・アンド・タフ!
ちょっと映画館いってくる!ぎりぎりやってる!ついでに「ボヘミアン・ラプソディ」も観てくる!
と言いつつ、軟弱者ゆえどちらも円盤で拝むことになろう。
「CITY HUNTER」ならばそれくらいの価値はある。間違いない。特典も気になる。
円盤といえばガンダム00舞台版とかナラティブとかどうしたものかと思うが「CITY HUNTER」は仮に映画館で観ても買うと思う。
だって「CITY HUNTER」だもの。
というくらい一片の文句もなく「CITY HUNTER」が好きな私。
当然ながらファルコンも大好きだ。というかファルコンがすごくすごく大好きだ。
もちろん冴羽もかっこいいが大人になるとファルコンが可愛くてしょうがないのよね。
いや、リアルタイムでも「ファルコンいいなあ~」とほっこりしていたが、なにぶん文字どおり中2の14歳だった時分には、
「少女マンガのラブラブより冴羽と香みたいな信頼関係がいいよね…」
と友と真剣に語っていた程度に冴羽派だった。
(それによくよく考えなくても冴羽と香もそれなりにラブラブというか、下手したら少女マンガよりよっぽどピュアピュアじゃないか。と、やはり長じて気づく)
ファルコンはコードネームの他に本名があったり、冴羽ほど謎めいてなかったり(ウソが下手だから)、バイオリン少女の足ながおじさんだったり、猫が苦手だったり、絶妙な一線でロリコン疑惑を避けつつ美樹とくっついたり、最後のほうでミックに持ってかれそうになったり、トラップの名人なのに擬態は致命的だったり、とにかく死にそうで死ななかったり、喫茶店だったり、エプロンだったり(サイズ的に美樹さんのお手製?)、背中で語らず赤面で語ったり、何しろあの外見で天然ギャグかましたり、とにかくチャーミングなのだ。
「かっこいい主人公」向きではない。
この「伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」でも、相変わらず彼は「かっこいい主人公」ではない。
「かわいい主人公」である。
ファルコンかわいい。ああファルコンかわいい。
もうこの表紙のファルコンパフェからして可愛いじゃないか。こんな喫茶店あったら定期券を買って埼京線で通いつめるわ。
野上ブレンドもがぶ飲みするわ。冴子さんが来て美樹さんと2人でファルコンを囲むまで居座るわ。
といったふうに、この作品は、「喫茶店にいる可愛いファルコン」が主役だが、一方で「新宿で活躍するファルコン」もしっかり描かれている。
ただし、「CITY HUNTER」のようなバズーカを爆発させる世界ではない。
歴戦の気配をほんのり漂わせつつも、ごくごく平和的な方法でものごとに向き合うファルコンの顔が前面に押し出されている。
「喫茶店でくすぶってるファルコンなんてないわ」とお思いかもしれぬそこのあなた、損してらっしゃいますよ。
だってもともとファルコンは、あたたかく優しい人間として「CITY HUNTER」本編でも描写されている人物だ。
本編の時点で喫茶店に配置させたのも、いかにも無骨で不器用そうなファルコンの対人スキルが実はかなり高いからこそだろう。
香への接し方を見ても、彼の他者への態度はどうしても笑顔を誘う。
外見とのギャップのせいでもあるが、それがファルコンの本質でもあるのだと思う。
根底にある優しさや情の深さは冴羽も同様だが、それこそ本編で描ききった感がある。
冴羽よりずっと分かりやすいキャラクターであるファルコンを、もっとあざやかに、かつやわらかく動かしているのが、この「伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」。
マンガ化をえすとえむが、というのはどういった経緯があるのか寡聞にして不明だが、良い人選だなとありがたい気分でいっぱいだ。
(なお、表紙には「漫画、えすとえむ」「キャラクター原案、北条司」とだけある。「作画担当、えすとえむ」ではないということは、北条司はこのアナザーストーリーに一切関与していないと考えていいはず。Gガンダムに富野由悠季がタッチしていないのと事情は同じだろう。たぶん)
今作に関して「美樹さんはもっと綺麗」とか「北条司のように女性を美しく描けていない」といった感想もあるようだが、そりゃ北条司レベルの作画は誰にもできんだろうよ…ましてや「CITY HUNTER」のフィールドで。
私は美樹さんも、ちらっと見えた冴子さんも、えすとえむ風に噛み砕いた印象がここちよいので、何の不満もない。
それに比べると「ファルコンはきっと誰が描いてもそこそこファルコンっぽくなるんだろうなあ」という新たな発見があった。
しかし、それも外見の話。
ファルコンのファルコンっぽさ。これを描写するのは容易ではないだろう。
えすとえむはそれを見事にやってのけている。
ファルコンのユーモラスなところ。
何をやらせても「あと一歩」な感じのところ。
優しすぎてちょっと損をしているところ。
どうこう言っても美樹に甘いところ。
新宿をホームにしているところ。
バブルの話も、猫の話も、ボランティアガードマンの話も、どれも「あのころの新宿」と「変わらない新宿」に、ファルコンはいる。
新宿といえば「CITY HUNTER」のアイコンそのもの。
それを「現代のファルコン」の目線で眺めると、「CITY HUNTER」とも冴羽ともまた少し違った景色が見えてくる。
特に、
「たとえゴミひとつない綺麗な街になっても、ひとりで食事をする子どもが多い街を俺は美しいとは思わない」
といった台詞に、ファルコンにとっての「新宿」が強い輪郭をもって浮かび上がってくる。
「CITY HUNTER」の「新宿」が「生き延びようとして爪を研ぎ続け必死になって生き残りつつも冬の寝床のように離れがたい街」だとしたら、こちらはもう少し素朴に「どうやってでも生きていける場所はあるのに孤独は消えきっていない、でも愛すべき人たちと育んでいくゆりかごのような街」なのだと思う。
そう考えると、ファルコンが喫茶店を営んで食事を出していることにも、えすとえむは新しい意味を与えたとまで言っていい。
あの頃より老いた人も、悲しんでいる子も、故郷から離れている新卒者も、ファルコンの店で飲んだり食べたりしている。
美樹が懐かしんでいるように、ファルコンは食をとても大切にしている。経験則としてそれが生きる基礎だと知っているからだろう。
となると、「CITY HUNTER」で冴羽がやたらと食い意地が張っていたのも、根っこでは同じことなのだろうなあ。
ただし、ファルコンはこの作品で「食を提供する側」としてすっかり定着している。
「新宿は餌場」だったのが、時を経て「回復の場所」になったのだと思うと、やはり愛おしい。
賛否両論のある作品とお見受けするが、私は心からの賛辞を贈る。
ファルコンが好きな人にも、「CITY HUNTER」のファンにも、今回の映画化で初めてこの世界にふれた世代にも、ぜひ読んでほしい。
2巻を心待ちにしている。
ところで、先に書いた「本編作者が亡くなっているスピンオフ」って掘り出し物が結構あるよね(この作品は本編作者さんご健在です。繰り返します。ご健在です)。
ヤングブラック・ジャック 14 (ヤングチャンピオンコミックス)
- 作者: 大熊ゆうご手治虫田畑由秋
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/12/20
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(あっ、積んでるのに15巻の予約が始まってる…!)
Dr.キリコ ?白い死神?(5) (ヤングチャンピオン・コミックス)
- 作者: 手塚治虫;藤澤勇希;sanorin
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/01/18
- メディア: コミック
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(積んでるけどなんでキリコすぐ終わってしまうん?)
私は読んでいないが「PLUTO」もそうか。やはり手塚治虫作品って、マンガ家さんにとってはいろいろと黙っていられない素材なのだろうか。
作者さんが亡くなっていないスピンオフといえば…。
読んでいない。何故、どうして、さとうふみやの名を連ねておきながら作画を担当しなかったのか…。
金田一少年の事件簿 特別編 優雅なる名探偵 明智健悟!! アンコール刊行 (講談社プラチナコミックス)
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/17
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金田一少年の事件簿 特別編 明智少年の華麗なる事件簿 (講談社プラチナコミックス)
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/28
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このへん、新作をお待ちしております。
(私が持っているのはコミックスだがアンコール刊行って素敵ね。しかも明智健悟!!って仲間意識を感じるわあ)
スピンオフじゃないけど作者がご存命で御自らリメイクした作品も。
ちょっとだけ読んだけど、うん、ええと、マンガ家さんの絵が変わるのはしょうがないことだわね。
これに関しては元祖の初期の絵が好きすぎたんだろうな…。
カル=スが好きだったのに、出番が回ってきた頃にもう絵柄が変わっていたっていうほろ苦い思い出。
これは良かった。完結しただけで良かったとも言える。主人公の父親がイケメン化していたのもポイント高し。
あと「作者、死んだの?」といえば、田中芳樹の『アルスラーン戦記』が新たにマンガ化、アニメ化され、原作小説が再開されて信じがたいことに完結し、『銀英伝』まで改めてマンガ、アニメ化された時はかなり本気で「余命宣告を受けた…とか?」と心配したよ!ごめんなさい!でも新作も面白そうではあるんだけどどうか『創竜伝』とか終わらせて!あと『アルスラーン戦記』の外伝は?外伝やるんじゃなかったの?完結したから満足しろっての?ああ満足さ!第二部のヒルメス戦記が最高でした!
ついに来た、「何故もっと早く読まなかったの!私のバカ!」と叫びたくなる一冊。
実際のところ、これが映画「CITY HUNTER」の番宣かどうかは分からないが、番宣だとしても何の問題もない。とにかく面白いから。
特にリアルタイム世代は寛大な心で読めるんじゃないだろうか。だいたい40代だろうし。
そうでなくてもファルコンというキャラクターがもともと持っている人間くささが存分に活かされ、かつ新たな魅力を増しているぶん、食わず嫌いをすればするほどのたうち回る結果になること請け合い。
ただ積んでいただけの私でも「やっちまった」と歯噛みするくらいだから、そこは保証する。
特に第一話がいい。たとえここで引き込まれなくても最後まで読んでから戻ってみると効果抜群。うっかりすると泣いてしまう。
「CITY HUNTER」(積んでません)、読み返したくなった。
シティーハンター XYZ edition 1 (ゼノンコミックスDX)
- 作者: 北条司
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2015/07/18
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(全巻購入特典、気づいた時には3日前に注文が締め切られていたよ…チープなスリルに身を任せすぎた…)
2019年3月の購入状況(随時更新予定)
★購入した本、マンガ、その他
ふじた「ヲタクに恋は難しい」7(特装版、予約購入)
牧野あおい「さよならミニスカート」2(ネット予約購入)
谷川史子「はじめてのひと」4(ネット予約購入)
マーク・トウェイン『ハックルベリ・フィンの冒険』(中古、ネット購入)
ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの人びと』(古本、ネット購入)
- 作者: ジェイムズジョイス,James Joyce,米本義孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/02/06
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高屋奈月「フルーツバスケットanother」3(ネット予約済)
「岩波 国語辞典 第7版 新版」(ネット購入)
「朝日新聞の用語の手引き」(ネット購入)
船津紳平、天樹征丸・金成陽三郎、さとうふみや「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」5(ネット予約購入)
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(5) (講談社コミックス)
- 作者: 船津紳平,さとうふみや,天樹征丸,金成陽三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/03/15
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野村保恵「編集校正小辞典」(ネット購入)
ピョートル・ワイリ、アレクサンドル・ゲニス『亡命ロシア料理』(ネット購入)
高橋輝次『増補版 誤植読本』(ネット購入)
小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」9(ネット予約購入)
高橋ツトム「NeuN」4(ネット予約購入)
高橋ツトム「NeuN」1~3(ネット購入)
斉木久美子「かげきしょうじょ!!」7(ネット予約購入)
斉木久美子「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」(ネット予約購入)
★3月購入予定の本、マンガ、その他
ハヤテノコウジ『東京 わざわざ行きたい街の文具屋さん』
群ようこ『還暦着物日記』
高河ゆん同人誌(紙媒体、ネット注文)
船津紳平、天樹征丸・金成陽三郎、さとうふみや「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」5(ネット予約購入)
小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」9(ネット予約済)
高橋ツトム「NeuN」4(ネット予約済)
ピョートル・ワイリ、アレクサンドル・ゲニス『亡命ロシア料理』
★4月以降購入予定の本、マンガ、その他
ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」7(ネット予約済)
西炯子「たーたん」3(ネット予約済)
手塚治ほか「ヤング・ブラック・ジャック」15(ネット予約済)
ヤング ブラック・ジャック(15) (ヤングチャンピオン・コミックス)
- 作者: 手塚治虫,田畑由秋,大熊ゆうご
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/04/19
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アサイ「木根さんの1人でキネマ」6(ネット予約済)
ヤマシタトモコ「異国日記」4(ネット予約済)
朝霧カフカほか「文豪ストレイドッグス」17(ネット予約済)
銃爺「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」2(ネット予約済)
文豪ストレイドッグス DEAD APPLE (2) (角川コミックス・エース)
- 作者: 銃爺,文豪ストレイドッグスDA製作委員会
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/05/02
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荒川弘、田中芳樹「アルスラーン戦記」(特装版、ネット予約済)
青池保子「ケルン市警オド」4(ネット予約済)
オノ・ナツメ「レディ&オールドマン」7(ネット予約済)
2月の積ん読まとめ
「この積ん読ブログでは月末に積ん読状況(積ん読総数、その月の積ん読の増減など)をまとめて報告いたします」
といったことを書いたような気もします。
3月に入ってもう5日が経ちました。
光陰矢の如し。人生は長くはないのですから、うかうかしていてはいけませんよね。
一応、更新が止まっていた理由を述べる。
ガンダムカフェで00Nightを満喫していたりドラゴンクエストビルダーズ2が素晴らしいダウンロードコンテンツを配信してくれちゃったりロックオン・ストラトスの誕生日があったりと主にオタクとして多忙であった。
特にダウンロードコンテンツは私の場合、予約特典でもあったため全力でハッスルしないわけにはいかなかった。
以上。
さて、言い訳を終えたところで肝心の報告に入る。
まずは、前提から。
このブログを始めた2019年2月中旬あたりの時点での積ん読数
活字:201冊
マンガ:50冊
総数:251冊
(その他のムック本などは省く)
(なお、積ん読その他、本の管理は読書メーターを活用させて頂いている)
これを踏まえ、
2019年2月末日の積ん読数
活字:200冊
マンガ:48冊
総数:248冊
2019年の積ん読の増減状況
活字:1冊減、3冊増
マンガ:2冊減
総数:3冊減、3冊増
積ん読解消率
0%
解消率0%とは僥倖である。それ以上でも以下でも計算の仕方がわからないから。
そもそも積ん読解消を目指しているわけではないのでこの項目は省いてもいいのかもしれない。計算の仕方がわからないから。
いやいや待て。
0%だと?
そんなわけ…あり得る。むしろ納得している。
それにしても初回から0%とは、我ながらいっそ潔い。美しい。この調子で積んでいきたいものだ。
では、2月中旬以降に読んだ冊数
活字:2冊
マンガ:7冊
…ん?
ちょっと自分でも分からなくなってきたのだが、わざわざ区別をつけなくても、積ん読の「減数」が「読んだ数」じゃないのか?
もちろん再読はカウントしていないから、マンガが「2冊減」なら読んだ数は「2冊」…の、はず。
しかし実際に7冊、読んでいる。
ブログを始めたタイミングでの記録が正確ではないから、そこを懸命に思い出すと…3冊かもしれない。
そうだ、3冊だ。
が、やだ。
0%がいいの。
だってさんすう苦手だから。
よって、積ん読解消率については忘れてください。
今後も計算しません。
できないことに挑戦する意欲はあるが、時と場合による。
今がその時と場合である。「しない」という選択である。
あまり難しいことを考えずにまとめると、
2019年2月中旬あたりの時点での積ん読数
活字:201冊
マンガ:50冊
総数:251冊
2019年2月末日の積ん読数
活字:200冊
マンガ:48冊
総数:248冊
これが最も分かりやすい結果だろう。
そもそも2月なかばからの状況を計算するからいけない。
今月は3月1日から31日までを対象とするので、何かとやりやすくなる予定(未定)。
蛇足を述べると、去年の今ごろは活字だけの積ん読数が確か250冊。
(まだかろうじてマンガはそれほど積んでいなかった)
すると1年間で50冊ほど読んでいたことになる。
昨年は「あまり本を読んでいないなあ」と思っていたから、これは予想外だった。
それでも少ない方ではあるが、読書は量より質。あとは満足度。
よって、去年も私は良い読書をしていたことになる。
ただ、読んだそばから積んでいたのもまた事実である。
面白い本屋さんを見つけてしまったので仕方がない、ということにしておく。
あと、夏は特に積む傾向にある。
各社の夏休みフェアは罪よね…限定カバーとかおまけとかね…わたし、「文豪ストレイドッグス」の澁澤龍彦さんの唯一のお友達になれる気がする…太宰の『人間失格』だけで5冊は持ってるもんなあ…(カバーイラスト小畑健バージョン、文ストバージョン、かまわぬバージョン、などなど)。
では、2月なかば以降に買った、そして読んだ本とマンガの報告。
と思ったが、面倒なので2月全体での報告とする。
2019年2月の購入状況
活字:
橋本治『思いつきで世界は進む―「遠い地平、短い視点」で考えた50のこと』(ネット予約購入)
芦辺拓『奇譚を売る店』(書店購入)
大西寿男『校正のこころ』(ネット購入)
雪舟えま『BL古典セレクション1 竹取物語 伊勢物語』(ネット購入)
マンガ:
御手洗直子「腐女子になって四半世紀経つとこうなる~底~懐古編」(書店購入)
ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール」12(ネット予約購入)
天樹征丸、さとうふみや「金田一37歳の事件簿」3(通常版ネット予約購入、限定版ネット購入)
2019年2月の読書状況
活字:
志駕晃『スマホを落としただけなのに』
冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』
橋本治『思いつきで世界は進む―「遠い地平、短い視点」で考えた50のこと』
マンガ:
えすとえむ、北条司「CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」1
山崎零「恋せよキモノ乙女」3
御手洗直子「腐女子になって四半世紀経つとこうなる~底~懐古編」
ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール」12
というわけで、マンガはほぼ積まずに読んだことになる。
例外は1月発売、購入後しばらく積んでいた「CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」「恋せよキモノ乙女」ぐらいか。
「恋せよキモノ乙女」に至っては発売していたことにすら気づくのが遅れた。1巻と2巻の空白期間に比べて3巻は早めに出た印象。
「CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」は2月に最後に読んだマンガとなった。
CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常 1 (バンブーコミックス タタン)
- 作者: えすとえむ,北条司
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2019/01/19
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感想はまた後日。ついでにこんなものを発見。
調べたところアニメ「シティーハンター’91」のエピソードらしい。
つまりえすとえむによるマンガのタイトルの元ネタはこれか。
「シティーハンター’91」はリアルタイムで観たかどうか記憶が定かでない。OPかEDが分かれば判定可能(「うぉーおーセーイラーまよわなーいでー」だったら観たはず)。
アマゾンプライムで配信している様なので覗いてみたい。
現在、読んでいる本はまだ内田百閒先生の『ノラや』。
先生ったらノラが戻らぬ内から旅行に出てらっしゃって…それで帰宅したとたん泣き崩れるようでは世話ないですわ。
まあ、私がいろいろ放置してガンダムカフェに飛んで行くようなものか。そう思えばもう何もかもを許せる気がする。
ところで、半月ほどブログを書いていて、「積ん読ネタだけでやるのも限界があるだろう」と感じたわたくし。
ちょこちょこ番外的なネタ(主に趣味。8割がたオタク関係)をまぜていくことにする。
とりあえず「ガンダムカフェのシステムが難しい」から。
ガンダムカフェに比べればガンダムバーの何とオーソドックスなことよ。とはいえ私が最後にガンダムバーに行ったのが10年前だから今はどうだか…と調べたらいつの間にかガンダムバーがモビルスーツバーになりガンダムカフェになっている???
ということは、もう連邦階に行くかジオン階に行くかで頭を悩ませることもないと…認めたくないものだな、人の、加齢ゆえの見落としというものを…。
積む宣言、梅干し味―次世代編の呪い
購入状況を更新。
「3月に購入予定の本、マンガ」を載せた。
本当は月末にまとめて更新しようと予定したいのだけれど、明日、明後日と諸用あってブログ更新そのものが難しいかもしれない。
(明日はガンダムカフェに出撃、00nightにてドリンクファイトに参戦。明後日はゲーム「ドラゴンクエストビルダーズ2」のダウンロードコンテンツ1和風セットの配信。ああ忙しや)
というわけで今のうちに。
ふじた「ヲタクに恋は難しい」(限定版、ネット予約済)
谷川史子「はじめてのひと」4(ネット予約済)
金成陽三郎、天樹征丸、さとうふみや「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」5(ネット予約済)
高屋奈月「フルーツバスケットanother」3(ネット予約済)
小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」9(ネット予約済)
斉木久美子「かげきしょうじょ!!」7(ネット予約済)
斉木久美子「かげきしょうじょ!! シーズンゼロ」(ネット予約済)
牧野あい「さよならミニスカート」2(ネット予約済)
アサイ「木根さんの1人でキネマ」6(ネット予約済)
と、現時点で8冊。
大漁である。嬉しい悲鳴を上げるしかない。
もしかしたら「銀英伝」もそろそろ新刊発売か?困ったな、前巻を積んだままだ。これぞ正しき積ん読の姿。
(積んでいるため憶測でしかないが、そろそろキルヒアイス退場の頃あいか?私の愛するオーベルシュタイン様の出番が増える!積んでる場合じゃない!)
「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」は前作「かげきしょうじょ!」1、2巻の総集編に描き下ろしとインタビューがついた、購入を一瞬ためらわせる内容。だが買う。描き下ろしがあるなら仕方がない。逆に「かげきしょうじょ!」を持っていない方には嬉しい内容だろう。
(これも5、6巻を積んでいる。ぼやぼやしてるとかげきしょうじょ!!がかげきじぇんぬ!!!になってしまいそうだなあ。それはそれで楽しいか)
「ヲタ恋」は予約してからいやに長かったような…半年前に予約した気がする。その間、特装版=限定版のOADを制作してくださっていたのですね。スタッフの皆さま、ありがとうございます。ありがとうございます。
(また梶の声が聞けるうううう!!!!!と思っていたら花ちゃんカップルのあのあまずっぱい高校バレーラブストーリーのアニメ化だとか。そりゃもう待った甲斐があったというものよ…あれが動いてしゃべるなんて…この国に生まれて良かった…)
どのマンガも楽しみなので積む暇もなく読んでしまいそうだが、1つだけどうにも気になる作品が3月20日に我が家や降臨予定。
「フルーツバスケットanother」3巻である。
高屋奈月「フルーツバスケット」。なつかしい。とてもなつかしい。
今は記録更新されたかもしれないが、「世界で最も売れている長編少女マンガ」としてギネスにも載った作品。
春からフルリメイク、フルバージョンのアニメ放映も予定されている。
(ぐれさんがゆうきゃんってだけで腰ぬかしたのに、あーやが櫻井孝宏とか、このアニメの裏スポンサーは石油王か何かなの?それとも「ファイナルファンタジー零式」の逆襲を始めようとでも言うの?)
「フルーツバスケットanother」は、その、あれです。「フルバ」の次世代編、です。
…ああ。
フルーツバスケットanother 1 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2016/08/19
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(↑どう見ても透だけど別人)
フルーツバスケットanother 2 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2017/09/20
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(↑どう見てもユキだけど違う)
(↑どう見てもキョウだけど血は争えないだけ)
作者による略称は「フルバナ」。
ストーリーは、だから、「フルバ」の登場人物の子ども世代が織りなす学園ものです。はい。うん。
…うん。
何故、こうもテンションがあからさまに下がってしまうのかというと、わたくし、次世代編は「ぼくの地球を守って」でおなかいっぱいなのである。
(ていうか日渡早紀、いつ「ぼくたま」以外を描いてくれるの?平成のほとんどを「ぼくたま」に費やしていたような…本編はその長さに見合った名作だし連載終了した時は感動で胸がいっぱいになったけれど、次世代編…てっきり5巻ぐらいで終わると思ってたのに。どうせなら「未来のうてな」の続編を、いや、新作が読みたいです。ファンだからこそ、新作を読みたいんです)
次世代編。それは続編とも微妙に異なり、大抵は本編で主役クラスだったキャラクターが親となり、その子らが主人公となる。
なら、まだいいけれど、時として退いたはずの本編(=前作)キャラがまだまだ現役だったりする。
それで面白いのなら文句はないのだが、どうにもこうにも蛇足になる危険性を大いに孕んでいる。それが次世代編。
要するに世代交代がうまくできていない。
昔の読者へのファンサービスなのか、作者の愛着なのかはわからないが、本編で終わらせるべきだった親世代の葛藤や苦悩をあまりにも大々的に次世代編に持ち込まれてしまうと、こう言いたくなってしまう。
「じゃああの本編とそのクライマックスは何だったの?」
もういっそ「次世代編」ではなく「続編」にすればいい。
「次世代編」とあるから、あのキャラたちの子どものストーリーなんだな、と思ったら違うんだもの。
最初は子どもたちを主役にしていても、いつの間にか親が前面に出過ぎている。
子どもたちが親の協力なくしては苦難を乗り越えられなかったり、親が子どもの存在によってまだまだ成長しているさまが描かれることに異論はない。
が、やはり限度というものがあろう。
極端なことを言うと、「親と子の物語」なら新作でもいいじゃない。
作者の中で未消化になっている「親になったけれどかつては子どもだったあのキャラ」の話だと言うのなら、同人誌でやってもいいのでは?
本屋に行ったりアマゾンなど大きなネットストアにアクセスすれば買える、いわば大多数の読者が商業誌に求めているものは、新しく、近しく、そしてなお普遍的である作品ではないだろうか。
もちろん面白ければ、それが同人誌だろうと商業誌だろうと、読者はついていく。
ただ、商業誌に比べて間口が狭くなり距離は(人によって)遠くなり勝手の違ってくる同人誌ではいろいろと困難もあるだろうが、それほどの情熱をもって描かれたものならば、ファンは必ず受けて立つ。たぶん。
繰り返すが、面白ければ良いのである。次世代編でも続編でも外伝でも新作でも、面白ければ。
結局はそこに行きつく。
で、「フルーツバスケットanother」、略して「フルバナ」。
「フルーツバスケット」の、次世代編。
率直に言うと、1巻を読み終えた時の感想は「がっかりした」だった。
私は「フルバ」が好きだ。何度読み返しても本当に面白い作品だと、幸福な気持ちになる。
しかし次世代編の「フルバナ」は、「お願いだからファンサービスと言ってください」と言いたくなるほど、「次世代編の面白くない部分」のかたまりだった。
単品なら面白い。単品なら。
「次世代編」だから面白くないのだ。
何故か。
私にとって「フルバ」というマンガは、「外へ行こうよ」と呼んでいる作品だ。
異性に触れると身体が十二支に変身する呪い。
しかしその呪いは草摩一族同士では発生しない。
呪いを受けている草摩の人たちは「草摩家」の中で行きることになる。
しかし、外部との接触や、草摩同士での軋轢などから、だんだん人々の目は「草摩以外」に向けられ、未来は「草摩の外」にもちゃんとあるのだと理解していく。
最後までそれを拒んでいたのが当主で「神」のアキトだったのだが、彼(彼女)も本田透に「外に行くことは怖い」と訴えることで、自分が何を厭っていたかを知る。
草摩の中で完結することをやめて、外へ行こう、とアキトが心を決めたとき、呪いは解ける。
(それ以前に呪いが解けていた者もいるが、私は未だにそのあたりのからくりについてうまく説明できない。ただ、アキトに対しての情の持ち方とか、距離感とか、そういったものが影響したのだろうとは思う。逆説めくがアキトを「神」として守りたい者ほど呪いは解けやすかったのかもしれない。それと同じくらいに「呪いがあってもそれは自分の罪じゃない」と確信している者は呪いが解けた。前者がクレノ、後者がもみっち。他は「呪い」を「呪い」と受け止めてしまっていたから、逃れようとしても逃れきれなかった。また、紫呉のように「呪われたがっている」し「呪いたがっている」者は、当たり前のようにその願いを叶えている)
草摩の呪いは「閉鎖した関係」だった。
それが解けたのだから、そこからはもう無限の選択肢が広がっている。
外の世界はひたすらに自由だ。
と思っていたら、「フルバナ」に出てくる人物のほぼ全員が草摩関係者、更に草摩同士の間に生まれた子。
草摩でなくても、前作でフラグの立っていたカップルの子。
あれ?
外へ出ていなくない?
呪いがないだけで、まだ草摩と草摩で草摩してるの?
という理由で、がっかりしたのだ。
まあ、少女マンガだから「本編でカップルだった2人はあのあと別れて新しい人と結婚しましたよ」はご法度なのかもしれないが(あのいくえみ綾だって「清く柔く」で10年の歳月をかけてもカップル解消はないのだから、少女マンガにとって一度できあがったカップルはまさに「呪い」だよねえ…)、じゃあ、それじゃあ、
「フルバ」って何だったの…。
と、打ちひしがれたのだ。
それでも、我が愛しのあーやの出番があるかもしれないと2巻を買った。1ヶ月ほど積んでから読んだ記憶がある。
そこで作者が「フルバナは、フルバの愛蔵版が出たので遊び心的に描いているし、長引かせる気はない」と表明していたので、ほっとした。
よかった。ガチじゃなかった。
あと、「フルバナ」は次世代編とはいえ、きちんと一線を引いている。
親が出てこない(あっても声のみ)。
つまり「フルバ」のキャラクターそのものは登場しない(例外あり。単身者で出てきた人はギリギリいた)。
だから、単品なら面白いと思えるのだ。
高屋奈月のノリやセンスが「やはり面白い」と感じさせてくれる。
3巻で終幕かどうかは分からないが、どうかこのあたりでこのまま終わってほしい。
あーやは好きです。
でも出てこなくていいです。出てこなくても充分にインパクトありますから。
アニメでお会いしましょう。
3巻の最後のページに「つづく」の文字を見たくないので、たぶん、積む。
それに「フルバナ」は登場人物が多すぎて(「フルバ」も相当だったが長編だったおかげでだんだん吸収していけた)相関図でも作らないとすぐに誰が誰で誰だか分からなくなる。
でも3巻で終わってほしいから相関図なんか作りたくない。
3巻で終わるとしても、最後の最後で親が登場とか…許容範囲かなあ。
「フルバナ」も「フルバ」も好きな方は拝みたいだろうしなあ、親になった「フルバ」キャラ。
でも私は素直に喜べるか、何とも言えない気分でいるので、恐らく購入からしばらくは積むことになると思う。
心身ともに調子が万全のときに読みたい。
こういう積み方はめったにないなあ。
これに関しては私、無罪だよね。無罪だよ。無罪だって言ってよ。
アニメが始まったら草摩家をよーく見て(草摩邸じゃない方)ドラクエビルダーズで再現しようと思っているくらいには「フルバ」好きなんだから。和風パックをフル活用するつもりなんだから。
(ちょっと前まで「ヴェーダ作る!」と意気込んでいたがまずヴェーダの資料と技術がない)
無罪の梅干しも背中にあるのだとしたら自分では見えないから、誰かに「本を積もうよ」って言ってほしいのだ。「大丈夫ですよ」って、言ってほしいのだ。
最後は何故かガンダムネタに―少年ではなくなった金田一一とドロドロ女社会とダークホースヨガ講師の感想。
内田百閒先生の『ノラや』が面白すぎて目が離せない。
目を離したすきにマンガを読み、本を予約する。
そしてノラを探す旅に出る。
充実した人生である。
しかし、どんなに順風満帆な日々を送っていても、心から悲しみや憎しみが絶えきることはない。
積ん読がまた2センチ高くなったとか、3月は新刊が豊作すぎて更に更に5センチほど成長しそうだとか、そういう問題ではない。
それは生そのものを無にする、本来あり得べかざる出来事…運命と片付ける他ないような、あまりにも予期せぬ終焉。
殺人事件。
金田一37歳の事件簿(3)限定版 (講談社キャラクターズA)
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/02/22
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(何だか悔しいので限定版のリンクを貼った)
積ん読する前に読んで、買って、読んだ、早くも思い出深い1冊。
以下、ネタバレを惜しまない感想。
このシリーズは日本人なら大抵は知っているであろう「金田一少年の事件簿」の続編である。
(こういう書き方はあまり良くないのだろうが、映画ファンなのにジブリ未鑑賞の課長や、マンガ好きなのに「スラムダンク」を読んだことのない四十代には見逃してほしい。ちなみに前者はアサイ「木根さんの1人でキネマ」の主人公、後者は私のこと)
といっても「金田一少年」は続編が多すぎてちょっとすぐにはまとめきれない。
とりあえず今回の作品はタイトルの通り、「金田一少年(本編では高校2年生)が20年の歳月を経た今」という設定で描かれている。
便宜上、「37歳シリーズ」としておく。
私の情報が確かなら、現在、この「37歳シリーズ」が最新の公式金田一少年シリーズである。
少年ではないのでもっと正確に言うと、「金田一耕助の孫、金田一一(はじめ)」シリーズの公式最新作。
(それにしてもフルネームと年齢を続けて書くと「金田一一三十七」とか暗号みたいだな。いとこだかのふみちゃんは本編で小学校3年生だったから今や「金田一二三二十九」か。えっ、若い)
(というかいっそジッチャン回帰で「金田一一(37)の事件簿」ではいかんのだろうか。いかんのだろうな。どうしても犯人っぽくなるもんな)
37歳の金田一はブラックPR会社勤務。平凡な独身サラリーマン。
「金田一少年の事件簿」の決め台詞といえば「(かつて名探偵と言われた)ジッチャンの名にかけて!」(ジッチャンだったりじっちゃんだったりあまり統一されていない)だったが、「37歳シリーズ」では、
「俺はもう謎なんか解きたくないんだ~!」
が追加されている。
どうした、金田一!
少年でなくなって世間の厳しさを知って、探偵ごころも捨ててしまったのか?
それじゃ小城マネージャー(玲香ちゃんの実兄)の思うツボだぞ!
(「名探偵のお孫さんでどんなに事件を解決したって、履歴書にはそんなことを書く欄なんてないんだよ?」とdisられた苦い思い出)
(一応、警察に協力しまくったおかげで警察署で表彰されかけたこともある。明智警視の陰謀でエロビデオ鑑賞会になってしまいおじゃんになったが、もし滞りなく表彰されていても履歴書には記載できないんでしょうか?どうなんでしょうか小城さん?)
金田一の心情はさておき、シリーズの主人公である限り推理はやめられず。
そもそも高遠遙一という仇敵が存在してちょっかいを出してくる以上、放ってもおけず(真面目な話、なんでこのひと死刑にならないの?余罪がありすぎて死刑待ちなの?と思ってたら塀の中から第三者を操って犯罪進行中。と、2巻で判明した)。
その前に金田一の行くところでは何故か、何故だか事件が起きるという大前提的宿命。
「金田一37歳の事件簿」1巻の舞台が元オペラ座館という時点でもうね、金田一の「またかよ!」に全面同意するわ…島ごと沈没させでもしない限り元オペラ座館はネタにされ続けそう。そうなったら悲報島が台頭してくるだけか。
「もう謎は解きたくない」との台詞には、恐らく深い意味はなく、そのままだろう。
ただ平穏に生きていたい。犯罪なんか関わりたくない。だいいち犯罪なんか起きない方がいい。
金田一の健全さがひしひしと伝わってくるが、悲しいけどこれ推理ものなのよね。
というわけで事件は起こる。金田一の目の前で起こる。
3巻は2巻からの続き、タワーマンションのセレブなマダムたちの殺人事件、ごっこ。
これは揶揄でも何でもない。
こんなノリの軽い殺人事件、金田一一史上、そうそうないだろうというくらい、軽い。
良く言えばコミカル。悪く言えば真壁刑事無能。
(高校時代のミステリ研究会所属、推理作家のあの真壁先輩、刑事になって再登場)(まあ、真壁だから無能で当たり前。あのゴーストライターな女の子がいなくちゃ話にならん)
4人のマダムが登場し、うち1人が殺される。
誰が殺されるかは2巻の時点ではっきりと表現されている。
残り3人が結託して殺人を行うことも、同時に明確に描かれている。
3巻ではその実行と、金田一の名推理(?)まで話が進み、肝心の動機の告白が4巻に持ち越される。
正直なところ、私でも解明できるくらいに犯行がずさんすぎて、分からないのは動機だけなのだ。
(いや、ハイヒールは気づかなかったな。もしかして被害者、生きてるのでは?とは推測していた。あまりにもさらっとしていたものだから)
他の3人のマダムたちが勝手に出入りすらできない20階以上、しかも最上階に住んでいる。
40歳の美魔女だが整形だらけ、SNS中毒(スマホ依存?)のパリピ、仲間内ではともかく対外的にはマダムにふさわしい傲慢な振る舞い。このあたりまで2巻で描写されている。
3巻ではそれに、夫はIT企業の社長でシリコンバレーに単身赴任中、子どもは2人いて息子は有名私立一貫校に小学部から入学、のちに娘とともにスイスの中学校(全寮制)に編入、留学中、という情報が追加される。
彼女を殺す3人のマダムたちとは、同じマンションの住人であるだけでなく、そろってヨガスタジオ(イケメンインストラクター付き)に通い、美容目的で韓国旅行に繰り出す間柄。
しかし、最近は夫が現地で浮気をしているとか何とか。
これがどこまで事実かは分からないが、3巻では「夫の浮気を苦にして自殺」…という偽装殺人を、3人のマダムたちによって実行されてしまう。
そしてあっさり金田一にバレる。
(金田一はたまたま、ほんっとうにたまたま、隣人の巨乳シングルマザーが勤めるケータリングサービスの手伝いをしていただけなのだ。そらもう本当に奇遇なことで)
殺人の手順としては、1人が被害者に化けてアリバイを作り、1人が被害者を殴って気絶させ、最後は2人がかりでベランダから落とし、投身自殺を装う。これだけ。
金田一がいなかったらうまくいったかもね!金田一がいなかったらね!駆けつけたの、真壁だし!惜しかったね!
さて、「被害者を殴って気絶させる」フェーズで、加害者の1人が動機をにおわせる言葉を発している。
被害者は、3人の加害者のうちの1人(殴打実行犯)の夫を寝取り(セフレ?)、別の1人に何かをし、また、最年長と思われる3人目の重鎮マダムの子どもにも何かをやらかした、らしい。
いわく、「全部知って、耐えてきた。でも超えてはいけない一線を超えた。もう限界だ」
なお、「超えてはいけない一線」ははっきりしている。
被害者はヨガのイケメンインストラクターとねんごろであった。
彼は加害者マダムたちのアイドル的存在。
それに手をつけたとあっちゃあ、さしもの寛容なマダムたちも堪忍袋の緒が切れた、というわけだ。
何というのか、寝取られるような夫よりヨガインストラクターの件でカッとなる気持ちは、ほんのり分かる気がする。
でも、自分の子どもに、恐らくかなりのことをされ、それでもかろうじて耐えてきたのにインストラクターが後押しに…とは、ちょっと奇妙だ。
そもそも、何故、耐えたのだろう?
具体的なことが不明なので予想しかできないが、やはり最上階に住む女王の気を損ねたらそこに住んでいられないとかだろうか?
しかし、ヨガインストラクターのことが明るみに出るまえに、それぞれがそれなりの苦痛を受けている。
殺人とまで行かずとも、3人そろって文殊の知恵をもうちょっとゆるく働かせられなかったのだろうか。
相手の被害者女性は実質ひとり暮らしだし、いろいろ嫌がらせもできただろうに。
嫌がらせどころか、「必死に耐えて」(それこそずっと殺してやりたいと思っていても、なお耐えて)つい数ヶ月前に海外旅行まで一緒に行っている。
その旅行中も何かがあったとするなら、具体例が挙げられていない柔軟マダムだろうなあ。
(被害者は加害者の忍耐はおろか、彼女たちが「そういう事実があったことを知っていること」すら気づいていなかった模様。少なくとも加害者たちは、「知っているという事実」を隠していたらしい。加害者が「あたしたち、ぜーんぶ知ってたの」「ぜんぶ知って耐えてきた」とこぼす台詞からその状況が覗える)
そこで気になるのは、被害者の長男の経歴。
有名市立校に小学部から入学しておいて、後になってから妹と一緒にスイスの全寮制に留学。
そしてマダムのうちの1人は、子どもに何かをされた様子。
被害者の長男の留学は、より良い教育のためや、箔をつけるためというより、「逃げた」のではないか。
あるいは何かをしてしまったのは妹の方で、兄はそれに付き添っているのかもしれない。
いずれにせよ、わざわざ長男に「最初は有名市立に在学」との設定を与えた理由は何かしらあるのだと思う。
そして、この「何かをされたらしい子ども」の親が後半で重鎮化するマダム。
罪を真っ先に認めたのもこの人。
松竹梅で言ったら松子さんポジですな。金田一の名推理(?)に膝を屈してからは何だか可愛かったし。
(でも自分の子どもよりイケメンインストラクターだとしたら松子姐検定、失格)
4巻は「金田一少年」シリーズ恒例、真犯人(たち)の告白大会で始まり、そこですべてが明らかになり、大体2話ぐらいで終わるだろう。
さぞやドロドロとした女社会の闇が切り開かれるものと期待する。
さあ、大事なのはそこからだ!
「37歳シリーズ」では今回の事件が第2弾。
1巻から2巻を通して行われた第1弾(元オペラ座館改め泊まり込み婚活パーティー会場兼リゾートホテル兼結婚式場事件)は、実はすべて高遠遙一が糸を操っていたというファンにはたまらんオチにつながる。
なら、今回のタワーマンションセレブマダム事件も…!
…どうなの?
あの穴だらけの事件が高遠の計画とか…やだな…。
せめて、それぞれの加害者の動機づくりに関わっているとか(夫の寝取り???)、実は加害者がやったとされていることはすべて高遠が加害者たちにそう思わせた、とか(夫の寝取りレベル…しかもあまり効果ない)。
あののほほんとしたヨガインストラクターが最後のトリガーになったことを思うと、この人が今回の高遠の餌食です説もありそうだけど、ど、どうだろう…?
大体、この事件、タワーマンションとか料理の仕方によってはかなりおいしくなりそうな素材なのに、いまひとつ活かしきれていない。
高遠にとって最も大事な「殺人の美学」はかけらもない。
タワマンとかセレブとかマダムとか、高遠なら鼻で笑い飛ばしそう(それを言ったら婚活パーティー…いや、あれは元オペラ座館だから金田一とは因縁の深い場所で高遠の粋な計らいなのよきっと)。
ただ、ヨガに関しては高遠は興味がありそう。
というわけで、一応ヨガインストラクターに三千点、としておく。
少なくとも意外性はあるよ!意外性だけは!イケメン設定だし!
これで実は真壁が操られてましたとかだったらちょっと高遠の神経を疑う。いくら高遠でもやっていいことと悪いことはあるでしょう。
タワマンマダム事件の後は「京都美人華道家殺人事件」と予告に銘打たれている。
これはなかなか面白そう。やっぱり和風の殺人事件っていいよね。高遠とも親和性が高い(もう金田一は何でもアリなのでひたすら高遠にこだわる。あと明智さん)。
何を見せられても「綺麗ですねえ」としか感想を言えない金田一までは容易に予想できる。
(そういえば3巻でやたらと「なるほどですね」を連発しウザがられていた金田一だが、もともとの口癖か何かだったっけ?)
(あと犯人はやばそうになったら間違ってもメタ的に金田一耕助の話しちゃだめだよ!金田一一、燃えちゃうから。いつもの決めセリフに「その昔、名探偵と言われたジッチャンの名にかけて」とか自虐スパイスふりかけちゃうから)
(今なお金田一耕助は名探偵です。お恥ずかしながら一作しか読んでいないけれど、これから積んでいく予定)
ところで、最初に購入した通常版には「緊急企画!金田一37歳の作品簿」なるジャバラ状の広告が挟まれていた。
「イブニングの一押し作品」を金田一と葉山ちゃんが紹介していく形式。
こういう一工夫があるチラシは嬉しい。ついつい隅まで読んでしまう。
この中で気になったのは、
これ(特装版もあるよ!)と、
クラッシャージョウ REBIRTH(1) (イブニングKC)
- 作者: 針井佑,安彦良和,高千穂遥
- 出版社/メーカー: 講談社
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これかなあ。チラシでは2巻が載っていた。
クラッシャージョウ、記憶がおぼろげだけどやっぱり安彦良和の絵だけでピキーンと来るよね。
安彦良和といえば実家にこれを置いたままだな。
そこから連想して、
これも2巻まで持っている。続きは…?ねえ、藤原先生、続きは…?
何だか1998年頃「今世紀中に未完の作品をすべて完結させたい」と仰っていた記憶がありますけれども、わたくしめの気のせいでしょうか?
最後は金田一からだいぶ逸れた。安彦良和からつなげるならこっちにすべきだった
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 安彦良和,矢立肇,富野由悠季
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映画版をダイジェスト風にしてNHKで放映するとか、映画ナラティヴが早くも円盤になるとか、私があさってガンダムカフェで00Nightを堪能してくるとか、ガンダムはいつの時代も熱いね!
ところで「ORIGIN」は3巻ぐらいまで読んで実家に預けたまま。
最後まで読みたい…読みたいけどどちらかというとアニメ全話をまた観たい…しかし「ORIGIN」も読みたい…とりあえず積むかなあ。
ガンダムものならこれも好き。
機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: ことぶき つかさ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより (1) (カドカワコミックスAエース)
- 作者: ことぶきつかさ,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/26
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カイ・シデンとなら結婚してもいいわあ。
ことぶきつかささんが「Zガンダム」を完全マンガ化してくださらないかしら…って、あれ?これ金田一の記事…。
なんとかフィギュアつながりで金田一耕助フィギュアの話をして強引にまとめる予定だったけれど、また今度。
推理もので続きもの(1巻1事件解決形式でない)ゆえに、積むのはあまりにハイリスク。逆に、このシリーズは大体、次巻に持ち越すから、まとめて読みたいなら次巻まで積んでいてもいるのも悪くない。限定の存在を知らずにいられるかもしれないというメリットもある。特に高遠の出番を待ちわびるなら積むべき。最後まで出てこない可能性が非常に高いから(今回は全く出てこない危険性も…)。積まずに読むなら読んだ後の置き場所をお忘れなく。私は通常版と限定版で2冊も持っているからね、さすがに両方をなくしそうにないのが強みね。それもこれも積まずに読んだおかげよね。こういうの何て言うんだっけ?ヒョウタンから高遠?